03
農業者はひらめく。
現場には無限のサンプルがあり、だれよりもそのサンプルを見つめ、管理して、試行錯誤するのが農業者なのだから、農業者の頭脳は、多くのひらめきに満ちている。
こんな資機材があれば、このひらめきは形になるのに・・・。
その機材が存在しない。その資材が存在しない。市販されていない。
けれど、そのひらめきが妥当なものならば、資材や機材なんて作ってしまえば良い。
道具があれば可能なイノベーションなら、創造すれば良い、と思う。
農業者は、もっと技術者を頼れば良い。技術者はそれを望んでいる。
一緒に、次のステージに進むことを心待ちにしていると、私は感じている。
私たちの国に住まう人々は、そういった意味において、随分消極的に過ごしてきたと思えてならない。
「農業者」と技術者のマッチングは、力強いイノベーションを産んでいく。